セミナー名
「~2日目~【大宮会場】皮膚と身体摩擦について~理論と実践~」
日程
2020年3月1日(日)
開催時間
10:00〜16:00
途中休憩60分有り
会場
大宮ソニックシティビル 902会議室(埼玉県さいたま市大宮区桜木町1−7−5)
日本、埼玉県さいたま市大宮区桜木町1−7−5
定員
20名(先着)
講師
福井勉先生
形式
座学+実技
参加費
15,000円
お支払い方法
銀行振込
*受講料について
1日のみご参加の場合15,000円
2日間ご参加の場合は30,000円となります。
両日ご参加の場合はお手数ですが備考欄に両日参加と記載していただければ申込フォームは1日分のみ入力していただければ結構です。
1日のみのお申し込みは2020年1月6日からとさせていただきます。
概要
皮膚には精巧な機械受容器が備わっているだけではなく、システムとして機能しているとしか考え難い事項がある。例えば、関節周囲の皮膚の周径の一部分を緩めると周径の他の部分は伸ばされることになるが、そのことにより内部の骨位置に変化が起こる。あるいは関節運動に伴い、皮膚の平行移動に近い動きも観察される。興味深いのは、関節運動の制限があったり、骨位置がそもそも変位していると、皮膚にも同じような変化が生じていることである。
したがって、メカニズムは不明な点だらけであるが、臨床的な利用とその切れ味は高いのではないかと考えている。これらを臨床的に利用する原則は非常に単純である。
運動の際には身体は様々な摩擦を受ける。歩行立脚初期には踵部は後方への床反力しか受けないし、前足部は立脚後期に前方への床反力しか受けない。踵部が前方、前足部が後方への床反力を受けることが無いまま歩行していることになる。これは極めて不思議なことである。座位においては臀部の皮膚と坐骨結節の間に多くの軟部組織があるがこの位置の変化だけで股関節可動域は割と容易に変化する。高齢者の臀部軟部組織は下制し、歩行時の伸展制限と関連しているように感じられる。
上記のような軟部組織と骨位置の関係を変化させるための理学療法を2日間にわたって紹介する。
講習会当日は、肩関節、膝、足関節が露出できるような服装,ハサミの持参をお願いします。
講師
プロフィール
福井勉(ふくい つとむ)
1959年 東京都下町生まれ(猪年 いて座 O型 水星人)
1982年 東京都立府中リハビリテーション専門学校卒業
1987年 東京理科大学卒業
1994年 医学博士(昭和大学:整形外科学)
1982年 昭和大学藤が丘病院 リハビリテーション部
1987年 東京都立医療技術短期大学 助手
1992年 昭和大学藤が丘リハビリテーション病院
1997年 昭和大学医療短期大学 理学療法学科 助教授
2002年 昭和大学保健医療学部 理学療法学科 助教授
2006年 文京学院大学保健医療技術学部理学療法学科教授
2019年現在
文京学院大学 副学長・保健医療技術学部教授
保健科学研究科教授・スポーツマネジメント研究所所長
昭和大学保健医療学部客員教授
専門理学療法士(運動器理学療法,基礎理学療法)