セミナー名
「謎多き腰痛を攻略する〜解剖学から紐解く評価と治療」
日程
2024年1月13日(土)〜1月14日(日)
開催時間
14:00〜19:00
2日目は9:30~15:30までとなります。(途中休憩60分有り)
会場
戸田市文化会館 多目的ルームA(埼玉県戸田市上戸田4丁目8−1 戸田市文化会館)
日本、埼玉県戸田市上戸田4丁目8−1 戸田市文化会館
定員
20名(先着)
講師
小野志操先生
形式
座学+実技
備考・受講条件など
お申し込み後、入金先の口座情報などを担当からご連絡いたします。
※3日以内にメールが届かない場合はお手数ですがご連絡ください。こちらからのメールが迷惑メールに届いている場合もありますので設定などご確認ください。
申込みから1週間~10日を目安にご入金をお願いします。
参加費
30,000円
お支払い方法
銀行振込
概要
2001年にDeyoらが非特異的腰痛が腰痛の85%程度を占めると報告して久しい。
非特異的腰痛とは単純X線所見やMRI画像などの画像所見からでは診断がつかない腰痛として捉えられている一方で、Suzukiらは丁寧に理学所見を取ることで腰痛患者の72%は診断可能であり、真の非特異的腰痛は腰痛患者全体の22%に過ぎないとも報告しています。
感度・特異度ともに高い検査方法は圧痛所見とKemp signです。
一方でこれらの所見だけで、腰痛を出現させる病態がどのようなものか、原因部位はどこなのか、を同定することは困難であり、腰痛治療に悩む要因となっています。
私は筋筋膜性腰痛という診断名について違和感を感じてなりません。
皆さんは筋筋膜性膝痛や筋筋膜性肩痛などという診断名を聞かれたことは無いでしょう。
私は他の関節疾患と同様に腰痛の病態は多くの場合、椎間関節拘縮と椎間関節に機械的刺激が加わることで発生していると捉えています。
その根拠は脊椎外科医が椎間関節ブロックもしくは腰神経後枝内側枝ブロックで確定診断をつけるという事実です。 また、一見ヘルニアとして扱われる下肢症状を伴う腰痛症例の中には、脊髄神経後肢外側枝のentrapmentが関与している場合があり、どう対応しているのかについても考えていきたいと思います。
腰痛という症状がどのように発生しているのか、画像所見から何を読み解くべきか、理学所見から疼痛発生要因をどう導くのかについてエビデンスを基に私の見解をお話しさせて頂きます。
その上で、具体的な評価と治療について実技を行います。
腰痛治療の本質に迫る2日間にしたいと考えています。
講師
プロフィール
■資格・学位
理学療法士
専門理学療法士(運動器)
整形外科リハビリテーション学会上級指導員(認定AAA)
健康科学修士(畿央大学)
■所属学会
日本運動器理学療法士学会
日本肩関節学会
日本関節鏡・膝・スポーツ整形外科学会
日本股関節学会
日本整形外科超音波学会
日本人工関節学会
日本臨床スポーツ医学会
整形外科リハビリテーション学会
理学療法科学学会
関西肩コラボレーションミーティング
▪️社会活動
滋賀県理学療法士会研修部(’03~’04)
滋賀県理学療法士学会準備委員(’04~’05)
近江理学療法勉強会代表世話人(’04~’10)
整形外科リハビリテーション学会評議員(’05~'15)
整形外科リハビリテーション学会京滋支部代表世話人(’10~'15)
畿央大学非常勤講師(’12)
関西肩コラボレーションミーティング世話人(’13~)
姫路整形外科リハビリテーション&スポーツ研究会顧問(’14~'15)
整形外科リハビリテーション学会理事(’16~)
京都橘大学理学療法教育研修センター運営委員(外部委員)('16〜'18)
メディカルスタッフのための股関節鏡セミナー当番世話人 ('17)
【著書・DVD】
運動療法に必要な肩関節超音波解剖の観察と拘縮治療 (ジャパンライムより)
